大阪市福島区 足が悪く2階に上がれなくなった方の自宅売却のサポート
【大阪市福島区の自宅売却事例】
長屋の売却を株式会社Go不動産がサポート

※画像はイメージ写真です
大阪市内で不動産の売却をお考えの方、特に福島区エリアでご実家や空き家の処分にお困りの方はいらっしゃいませんか。
高齢化が進む現代社会において、
「親が住んでいた実家を相続したものの、どうすればいいかわからない」
「建物が古すぎて売れるか心配」
といったご相談は後を絶ちません。
今回は、大阪市福島区にお住まいのご家族からご依頼いただいた、連棟長屋の売却サポート事例をご紹介します。
同じようなお悩みを持つ方にとって、不動産売却への一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

ご相談のきっかけは「生活の不便」と「将来への不安」

今回ご相談をいただいたのは、大阪市福島区で長年暮らしてこられた80代のお母様と、同居されている50代の息子様でした。
お二人がお住まいだったのは、昭和40年代に建築された2階建ての連棟長屋、いわゆるテラスハウスです。
この時代の連棟建て長屋住宅で特徴的なのが、現代の建築ではなかなかお目にかからない急傾斜の階段です。
お母様はここ数年で足腰が弱くなり、2年ほど前からその急な階段を上り下りすることができなくなってしまいました。
生活空間が1階のみに限定され、掃除や洗濯といった日常の家事もままならなくなり、生活に大きな支障をきたしている状態でした。
「このままではいけない」と考え、息子様と二人で話し合った結果、現在の自宅を売却して、駅に近くバリアフリーの整ったマンションへ住み替えることを決意され、私ども株式会社Go不動産にご相談の連絡をくださいました。
ご実家の売却や空き家整理には、ご家族の生活スタイルの変化が大きく関わってきます。
特に、ご高齢の方のお住み替えは、安全性と利便性を最優先に考えることが非常に重要です。
売却の前に必要となる「相続登記」

早速、現地調査に伺うお約束をし、事前準備として登記情報を確認したところ、建物の登記上の所有者が、数年前に亡くなられたご主人の名義のままだったのです。
不動産は、所有者が亡くなられた場合、自動的に相続人に名義が変更されるわけではありません。
法務局で「相続登記」という手続きを行い、正式に名義を変更しなければ、たとえご家族であってもその不動産を売却したり、担保に入れて融資を受けたりすることはできません。
このことをお二人に丁寧にご説明しました。
息子様は「父が亡くなった時に何か手続きが必要だとは聞いていましたが、具体的に何をすればいいかわからず、固定資産税も母が払っているので、そのままになっていました」と仰っていました。
このように、相続した実家や土地の相続登記が未了のまま放置されているケースは、実は決して珍しくありません。
不動産を売りたいと考えた時に初めてこの事実に気づき、慌ててご相談に来られる方も多くいらっしゃいます。
株式会社Go不動産では、このような相続が絡む不動産売却も得意としており、提携している司法書士と連携して、売却と並行して相続登記の手続きを進めるサポートも行っていますので、安心してご相談いただけます。
昭和の面影を残す連棟長屋の現状と課題
お約束の日にお住まいへ伺うと、そこには建築された時代を感じさせる、昔ながらの長屋住宅がありました。
幸いにも雨漏りはしていませんでしたが、ベランダの床は経年劣化で防水機能がほとんど失われている状態でした。
室内は、いわゆる「直間」と呼ばれる4Kの間取りです。
「直間」とは、廊下がなく、部屋と部屋がふすまや障子で直接つながっている日本の伝統的な間取りのことを指します。
プライバシーの確保が難しいという側面があり、現代の建築にはあまり見られませんが、ふすまを開け放てば空間を広く使えるという利点もあります。
玄関を入るとすぐ横に3帖ほどのコンパクトなキッチンスペースがあり、その隣に例の急な階段が設置されていました。
玄関から奥へは3畳と6畳の和室が二間続き、その一番奥にトイレと浴室がある配置です。
2階も同様に、4畳半と6畳の和室が直間でつながっていました。
壁はほとんどが土壁で、指で触れると砂がポロポロとこぼれ落ちるほどには劣化が進んでおり、長年リフォームらしいことはされてこなかったことが窺えました。
浴室はお湯が出るようになっていましたが、キッチンは今では珍しい壁掛けの瞬間湯沸かし器が現役で、直近の修繕といえば、数年前の台風で屋根の一部を修理した程度とのことでした。
このような状態の古い空き家や実家をどうすればいいのか、多くの方が頭を悩ませています。
「連棟長屋」の売却の注意点
今回の物件は、一般的な一戸建てとは異なる「連棟長屋」です。
そのため、売却にあたっては特有の課題がいくつか存在します。
私たちは、役所での事前調査や机上調査の結果、近隣の売却事例、そして現地の建物状況を踏まえ、お二人に以下の点を詳しくご説明しました。
- 大規模なリフォームが必須: このまま居住用として使うには、水回りの全面的な交換、壁や床の張り替え、断熱材の追加など、大規模な修繕やリフォームが不可欠であること。
- 再建築には「切り離し同意」が必要: 連棟長屋は、隣家と壁や柱、基礎などを共有し、構造的に一体となっています。
そのため、自分の敷地だけを更地にして新しい家を建て替える(再建築する)場合、隣家の所有者全員から「建物の切り離しに関する同意」を書面で得る必要があります。
この同意が得られないと、原則として再建築はできません。 - 切り離し工事のリスクと費用: たとえ同意が得られたとしても、実際に切り離し工事を行う際には、残される隣家の壁の補強や補修が必要になります。
この工事は非常に繊細で、隣家の耐久性に影響を及ぼすリスクも伴います。
また、そのための補強や補修内容などについても、隣家との協議が必要になります。 - 埋設管の問題: 古い長屋では、下水管やガス管などのインフラ設備が隣家の敷地の下を通って引き込まれていることがあります。建て替えの際には、これらの配管を自分の敷地内に移設する工事が必要になる可能性があり、追加の費用が発生します。
- 新築用地としての課題: 仮にすべての問題をクリアして更地にできたとしても、間口(道路に接している土地の幅)が狭いため、建築できる建物のプランに制限がかかり、新築用地としての魅力が低くなる可能性があります。
お母様は、私たちの説明を熱心に聞き、「解体って、ただ建物を壊すだけだと思っていたけれど、長屋はそんなに手間がかかるのですね」と、その複雑さに驚かれていました。
一戸建てと違い、連棟長屋のような区分所有建物は、他の所有者との権利関係が複雑に絡み合うため、売却手続きや調整の手間が格段に増えるのです。
これらの専門的な情報を正確にお客様にお伝えし、ご納得いただいた上で売却方法を選択していただくことが、私たち不動産業者の重要な役割です。
「現状のまま売却」という選択と、驚きの査定額

すべての状況をご理解いただいた上で、お二人と今後の売却方針について話し合いました。
解体して更地にするには、隣家の同意や多額の費用、そして様々なリスクが伴います。
その結果、お二人は「建物をこのままの状態で売却する」という方法を選択されました。
私たちは、この物件を不動産会社が直接「買取り」する方法と、「仲介」にて売却サポートをする方法の2つのプランの査定金額を提示させていただきました。
買取りの場合、一般の買主を探す仲介とは異なり、リフォームや解体を前提としているため、建物の傷みや古さは大きな問題になりません。
また、売却後の欠陥に対する責任(契約不適合責任)も免除されるため、売主様は安心して手放すことができます。
仲介の場合、買取りの金額より高く売れる可能性があります。
買取りに比べてスピード感は落ちますが、それでも高く売れることに越したことはありません。

査定金額をお伝えしたところ、お二人は「正直なところ古い家なのであまり期待していなかったけど、こんな値段がつくなんて…」と、大変驚いたご様子でした。
自分たちでは価値がそこまではないだろうと思い込んでいた不動産が、実はしっかりと資産価値を持っていたのです。
特に大阪市内、中でも福島区のような都心部へのアクセスが良いエリアでは、古い家や土地でも専門のノウハウを持つ不動産会社であれば、適正な価格で買取りすることが可能です。
生活の変化に合わせた住環境を整える

ご契約後、私たちは提携している引っ越し業者もご紹介させていただき、お二人は現在、売却によって得た資金をもとに、無事に駅近くの新しいマンションを購入し、お引っ越しを準備されております。
快適で安全な新生活をスタートするためのお手伝いができたことは光栄です。
長年住み続けた愛着のある家、ご主人が残してくれた大切な資産、先祖代々受け継いできた土地。
不動産には、お金には代えられない様々な想いが詰まっていることでしょう。
しかし、その想いが現在の生活、そしてこれからの人生の足かせになってしまうのであれば、一度立ち止まって考えることも大切です。
もし、今回ご紹介した事例のように、ご自宅での生活に不便や危険を感じているのであれば、それは住み替えや不動産売却を検討する一つのサインなのかもしれません。
株式会社Go不動産は、ただ不動産を売るだけではありません。お客様一人ひとりのご事情や想いに寄り添い、売却だけでなく、不動産に関わるあらゆるお悩みのご相談を承っております。
「とりあえず話だけでも聞いてみたい」
「うちの場合はどうなんだろう?」
そんな漠然としたご不安でも構いません。
出張査定やご相談はすべて無料ですので、安心してご利用いただけます。
大阪市内、福島区の不動産売却、空き家、実家の処分、訳あり物件の買取りなら、ぜひ一度、株式会社Go不動産にお声がけください。
株式会社Go不動産紹介情報
株式会社Go不動産では、不動産仲介はもちろん、不動産買取り業務に力を入れております。
長年放置してしまったご実家、雨漏りや傾きがある空き家、草木が伸び放題で管理できていない土地、昔ご商売をされていた店舗付き住宅など、どのような状態の不動産でも積極的に買取りを行っています。
「訳あり物件」だからと諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。
他社で断られた物件でも、当社なら買取りできる可能性がございます。
【お問い合わせ】 出張査定・ご相談はすべて無料「0円」です。
お客様のご負担は一切ございません。
お気軽にお問い合わせください。
株式会社Go不動産
TEL: 06-6155-4564(年中無休 9:00~20:00)
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MAIL: info@go-fudosan.com
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