大阪府交野市　住宅ローン返済にお困りの方からの相談依頼

2025.11.01

コラム

【大阪府交野市の不動産売却相談事例】
住宅ローン返済の重圧…マイホーム売却相談

※画像はイメージ写真です

「家族のために購入したはずのマイホームが、今は重荷になっている…」
「物価高で生活費が圧迫され、毎月の住宅ローンの支払いが正直厳しい…」

もし今、あなたがこのようなお悩みを抱え、大阪府内で不動産の売却を検討されているなら、まず知っていただきたいことがあります。
それは、焦って結論を出す前に、ご自身の状況とご自宅の「現在の価値」を正確に把握することが、後悔のない選択への第一歩だということです。

総務省統計局が発表する消費者物価指数は依然として高い水準で推移しており、特に食料品や光熱費などの生活必需品の値上がりは、多くのご家庭の家計を直撃しています。
国土交通省の調査（※）では、住宅ローンの返済に「負担感がある」（非常に負担感がある及び少し負担感があるを含む）と回答した割合は、令和5年度で64.5%に上り、（※参考：国土交通省「令和5年度住宅市場動向調査報告書」）近年の物価高がその不安をさらに増大させている状況が伺えます。

今回は、実際に当社にご相談いただいた、大阪府交野市にお住まいのD様ご家族の事例をご紹介します。

「ローン残債さえ無くなれば…」D様の切実なご相談の背景

ある日、当社のホームページをご覧になった交野市在住のD様から、お電話でのお問い合わせがありました。

「平成20年代に新築で購入した交野市の戸建てなのですが、住宅ローンの支払いが厳しくなってきて…。もし、今のローン残債と相殺できるようなら、売却を検討したいんです」

お電話口の声からは、深い悩みと切実な状況が伝わってきました。
後日、D様ご夫婦に詳しいお話を伺うと、その置かれた状況が明らかになりました。

「コロナウイルスの感染症期間にご主人の収入が下がってしまったこと。その後、なんとか持ちこたえていたものの、近年の物価高騰が追い打ちとなり、奥様がパートで家計を支えても、食費や光熱費で生活費が圧迫されている。購入当時は余裕を持っていたはずのローン返済が、今では生活の大きな重荷になってしまっている」
上記のような相談の内容でした。

さらに、最近奥様のお父様が亡くなられ、現在空き家となっているご実家（大阪府内）へ移住することも選択肢として浮上してきたそうです。
「このままローンの支払いに追われ続けるよりも、一度リセットしたい。この家を売却して、住宅ローンというプレッシャーから解放されたい」
これが、D様ご夫婦の偽らざる本音でした。

不安を計画に変える「無料相談」と「査定」

私たちがまずやるべきことは、D様の漠然とした不安を、具体的な「計画」に変えるお手伝いをすることです。
そのためには、以下の2つの数字を明確にする必要があります。

現在の住宅ローン残高がいくらあるのか（D様ご自身で金融機関にご確認いただきます）
ご自宅（交野市の物件）が今、いくらで売れるのか（私たちが査定します）

当社の不動産無料相談をご希望されたD様の期待に応えるべく、私たちはすぐに現地調査と机上査定に取り掛かりました。

交野市の不動産市場とD様の希望を叶える提案

ご相談いただいたD様の物件は、平成20年代に建築されたもので、まだ比較的新しく、ご家族が大切にお住まいになられていたため、建物の状態は非常に良好でした。

交野市は、大阪市内へのアクセス（JR学研都市線など）と、「星のブランコ」に代表される豊かな自然環境を両立できるエリアとして、ファミリー層からの根強い人気があります。
国土交通省が発表する不動産価格指数を見ても、大阪府の住宅市場は堅調に推移していることがわかります。

私たちは、これらの市場動向と物件の状態を詳細に分析しました。
その結果、ご提案したのは「買取り」ではなく、一般の市場で買主様を探す「仲介」による売却でした。

「D様の物件は、現在の交野市の不動産市場において非常に需要の高い条件を備えています。私たちが直接『買取り』する金額よりも、一般の買主様を探す『仲介』で売却活動を行った方が、より高い価格で売却できる可能性が十分にあります。そうなれば、ローン残債を完済できるだけでなく、お引越しや新しい生活を始めるための資金も確保できる見込みが立ちます」

私たちの使命は、単に不動産を買い取ることではありません。
D様のご事情とご希望を深く理解し、「訳あり物件」から優良物件まで、その不動産の価値を最大化する最善の売却方法をご提案することです。

「自分たちの家の価値が具体的に分かって、少し希望が見えてきました。売却の方向で前向きに検討したいです」
私たちの査定結果と提案を聞き、D様ご夫婦の表情が少し和らいだのが印象的でした。
住宅ローンの返済という重圧から始まったご相談でしたが、ご家族は今、現状を正確に把握し、新たな一歩を踏み出そうとしています。