「まだ大丈夫」「家族は仲がいいから」先延ばし相続の落とし穴【兵庫県伊丹市】

2026.02.09
コラム

祖父の名義のまま放置された父の実家
父が元気なうちに解決したいK様の決断

※画像はイメージ写真です

「まだ大丈夫」が招く、不動産相続の落とし穴

先日、兵庫県伊丹市にお住まいのK様より、ある切実なご相談をいただきました。
K様のご実家は、長年誰も住んでいない空き家状態となっています。
登記簿を確認すると、名義はなんと数十年前に亡くなられた「祖父」のまま。
現在はK様のお父様がご存命で、固定資産税の支払いなどは行っていますが、正式な相続登記(名義変更)は行われていません。

「父も高齢になり、もしこのまま父に万が一のことがあれば、権利関係がどうなってしまうのか不安で……。家の中には祖父や祖母が使っていた家具や家電が少々残っていますが、父が元気な今のうちに、何とか整理をつけておきたいんです」

K様のこの危機感は、不動産の現場にいる私たちから見れば、非常に鋭く、正しい直感だと言えます。
多くの方が「家族仲が良いから大丈夫」「まだ父が元気だから」と先送りにしてしまうこの問題。
しかし、その先送りこそが、将来的に解決困難な「争族」や「塩漬け不動産」を生み出す最大の原因となるのです。

今回のブログでは、K様の事例を入り口に、世代を超えて相続権が複雑化する「数次相続」の恐ろしさと、伊丹市・兵庫県エリアにおける空き家問題の現状について掘り下げていきます。

世代をまたぐたびに遠のく解決、「数次相続」の恐怖

親族関係が希薄になり、話し合いが不可能になるメカニズム

不動産の所有者が亡くなった際、遺産分割協議を行わずに放置し、その間に相続人自身も亡くなってしまい、次の世代へと相続権が移っていくことを「数次相続(すうじそうぞく)」と呼びます。

K様のケースで考えてみましょう。
名義人である祖父が亡くなった時点での相続人は、K様のお父様とそのご兄弟(叔父・叔母)でした。
しかし、ここで名義変更をせずに放置している間に、もし叔父様や叔母様が亡くなられてしまったらどうなるでしょうか。

相続権は、その子供たち(K様から見れば従兄弟)へと移ります。
さらに時が経てば、その下の世代へと権利は細分化されていきます。
最初のうちは「顔の見える親戚」同士での話し合いで済んだものが、世代を経るごとに「会ったこともない親戚」「連絡先も知らない遠縁の人」が権利者として登場することになります。

1人の「NO」で全てがストップする共有不動産のリスク

不動産の売却や解体には、原則として相続人全員の同意や、遺産分割協議の成立が必要です。
数次相続が発生し、権利者が10人、20人と増えてしまった場合、その全員から実印と印鑑証明書を集めることは至難の業です。

「自分には関係ないから関わりたくない」
「ハンコ代として高額な金銭を要求する」
「そもそも行方不明で連絡がつかない」

このように、関係性が希薄になればなるほど、話し合いは難航します。
たった1人が同意しないだけで、その不動産は売ることができない「負動産」として、管理責任と固定資産税だけが重くのしかかり続けることになるのです。
K様が懸念されていたのは、まさにこの事態でした。

兵庫県伊丹市における空き家と高齢化の現状

増え続ける「住む人のいない家」と地域の課題

兵庫県においても、人口減少と少子高齢化の波は避けられず、空き家の増加は深刻な課題となっています。
総務省の住宅・土地統計調査などのデータを見ても、兵庫県内の空き家数は増加傾向にあり、特に伊丹市のような成熟した住宅都市においては、高度経済成長期に建てられた住宅が、一斉に相続の時期を迎えています。

伊丹市やその周辺エリア(宝塚市、川西市、尼崎市など)は、交通利便性が良く人気のエリアですが、それでも築年数が経過した物件や、権利関係が複雑になった物件の一部は、一般的な市場流通に乗りにくいものもあります。
「売りたくても売れない」「貸したくてもリフォーム費用が出ない」といった理由で、そのまま放置されてしまうケースが後を絶ちません。

資産価値の維持と「特定空家」への指定リスク

放置された空き家は、建物の老朽化が進むだけでなく、庭木の繁茂や害虫の発生など、近隣トラブルの火種となります。
また、法改正により、管理不全の空き家は「特定空家」等に指定され、固定資産税の住宅用地特例(税金が安くなる措置)が解除されるリスクも高まっています。

伊丹市や兵庫県全域において、相続した不動産を「資産」として活かすのか、それとも負担を生み続ける「負債」にしてしまうのか。
その分かれ目は、問題が複雑化する前に動き出せるかどうかにかかっています。

株式会社Go不動産が提案する、現状のまま手放す選択肢

荷物が残っていても、権利が複雑でも対応可能

私たち株式会社Go不動産では、関西圏内(大阪・兵庫・奈良・京都・滋賀・和歌山)特に兵庫県エリアの不動産買取を積極的に行っています。
K様のご実家のように、家具や家電などの残置物がそのまま残っている状態でも、弊社では「そのまま」買い取ることが可能です。
ご遺族様で片付け業者を手配したり、何日もかけて整理に通ったりする必要はありません。

また、数次相続によって権利関係が複雑になってしまった物件や、長年空き家で雨漏りがあるような物件であっても、解決への糸口を見つけ出せるように全力を尽くします。

兵庫県・阪神エリアでの買取りを強化中

弊社では、お客様の抱える不動産の悩みを早期に解決するため、以下のエリアでの買取りを特に強化しています。

【買取り強化エリア】 伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、尼崎市、西宮市、芦屋市、明石市

「相続した実家が遠方で管理できない」
「ボロボロで雨漏りやシロアリの被害もあるが、何とか手放したい」
「古すぎて老朽化が進み不動産会社に仲介を断られた」

そのようなお悩みをお持ちの方は、問題が深刻化する前に、ぜひ一度ご相談ください。
伊丹市をはじめ、兵庫県内で長年培った経験とノウハウを活かし、お客様にとって最適な解決策をご提案させていただきます。

相続・遺言書・身元保証などに携わる弁護士・司法書士・行政書士の先生方や、福祉関係の法人様からのご相談も心より歓迎いたします。
また、後見人様(ご親族・弁護士・司法書士など)からのご依頼につきましても、家庭裁判所との連携が求められる手続きに必要な書類作成を含め、豊富な経験に基づき迅速かつ全力でサポートさせていただきます。

【このような「お困り不動産」の買取り相談も可能です】

  • 心理的瑕疵物件:自殺、殺人、孤独死、事件、事故などが起きた物件
  • 物理的な問題を抱える物件:ゴミ屋敷、雨漏り、シロアリ被害、傾きがある物件
  • 法律上の問題を抱える物件:再建築不可物件、セットバックが必要な物件
  • 権利関係が複雑な物件:相続登記未了、共有名義の物件
  • その他特殊な事情を抱える物件:借地権・底地権、増築未登記の物件、長屋・連棟式住宅、文化住宅、狭小住宅
  • 市街化調整区域内の物件
  • 任意売却、成年後見人制度を利用した売却など

【空き家買取対応エリア】

  • 大阪府: 大阪市24区(北区、都島区、福島区、此花区、西淀川区、淀川区、東淀川区、旭区、城東区、鶴見区をはじめ全域)、堺市7区、吹田市、高槻市、島本町、箕面市、池田市、豊中市、茨木市、摂津市、守口市、寝屋川市、門真市、枚方市、交野市、四條畷市、大東市、東大阪市、八尾市、松原市、忠岡町、高石市、和泉市、泉大津市、羽曳野市、柏原市、藤井寺市、岸和田市、貝塚市、泉佐野市、泉南市、阪南市、富田林市、大阪狭山市、河内長野市、岬町など
  • 兵庫県(一部地域を除く): 神戸市内全域(東灘区、灘区、中央区、兵庫区、長田区、須磨区、垂水区、西区、北区)、尼崎市、西宮市、芦屋市、伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、明石市など
  • 奈良県(一部地域を除く): 生駒市、奈良市、香芝市、大和郡山市、大和高田市、天理市、橿原市、平群町、斑鳩町など
  • 滋賀県(一部地域を除く): 大津市、草津市、守山市、栗東市、野洲市、近江八幡市など
  • 京都府(一部地域を除く): 京都市内全域、八幡市、長岡京市、大山崎町、京田辺市、精華町、久御山町、向日市、城陽市、宇治市など
  • 和歌山県(一部地域を除く): 和歌山市、海南市など