大阪府富田林市 過去に自殺があった物件の買取り相談依頼
【自殺のあった実家】賃貸運用していた父の他界で相続が発生
入居者退去のタイミングで売却OR賃貸

※画像はイメージ写真です
先日、株式会社Go不動産へ一件の不動産買取りに関するご相談が寄せられました。
ご依頼主は、大阪府富田林市にあるご実家を相続された60代のI様です。
お話を伺うと、そのご実家は昭和40年代に建てられ、かつてはI様ご家族が暮らした思い出の詰まった場所でした。
しかし、今から15年ほど前、お母様が2階の室内で自ら命を絶つという大変痛ましい出来事があったそうです。

その後、所有者であるお父様が室内をリフォームし、賃貸物件として貸し出していましたが、4年前にお父様が他界。
相続人は、ご依頼主である次男のI様と、九州にお住まいのお兄様の2名となりました。
お兄様は「お前に任せる」と言ってくれているものの、I様自身は賃貸経営の知識が全くなく、売却したほうがいいのか?それとも賃貸運用を続けるべきなのか?今後の方針についてどうすれば良いか頭を悩ませていらっしゃいました。
「このまま賃貸を続けることもできるかもしれないが、父がやっていたことなので自分には荷が重い。
過去に母が自殺したこともあり、室内に入ると当時を思い出してしまうので辛い。
持ち続けるより、自分の気持ちとしては、できれば売却して整理したい」
相続する不動産がこのような複雑な状況に置かれたら、多くの方が、精神的に大きな負担を感じてしまうのではないでしょうか。
本記事では、この富田林市の実例をもとに、「訳あり不動産」「事故物件」(心理的瑕疵物件)を売却する際に必要な知識を解説します。
「思い出」と「現実」の狭間で…I様が直面した課題

I様が売却へと気持ちが傾いた一番の理由は、その家がもたらす精神的なご負担でした。楽しい思い出が詰まったはずの実家は、お母様の死によって、足を踏み入れるたびに辛い記憶が蘇る場所へと変わってしまったのです。
この心の重荷に加えて、I様の前には現実的な問題がいくつも横たわっていました。
1. 知識ゼロから始める「大家業」の重圧
お父様が亡くなられたことで、I様は突然「大家」の立場を引き継ぐことになりました。
しかし、賃貸経営は簡単なものではありません。
入居者からのクレーム対応、家賃滞納の督促、設備の故障といった緊急時の対応など、その業務は24時間365日、待ったなしです。
本業をお持ちのI様にとって、これらの業務を知識ゼロから一人で担うことは、時間的にも精神的にも計り知れない負担となります。
2. もし空き家になったら?忍び寄る「空き家リスク」

現在の入居者が退去し、次の借り手が見つからなければ、ご実家は「空き家」となります。
現在、大阪府の空き家率は14.2%(令和5年)と、深刻な社会問題です。
空き家を放置すれば、建物の急速な老朽化や倒壊の危険、不法投棄や放火といった犯罪リスク、さらには固定資産税が最大6倍に跳ね上がる可能性など、所有者には重い責任と経済的負担がのしかかります。
I様にとって、賃貸を続けるも、やめて空き家にするもリスクを伴うという、まさに八方塞がりの状況だったのです。

「仲介」での売却は困難なのか?
「それなら、不動産会社に頼んで普通の買主を探してもらえばいいのでは?」と思うかもしれません。
たしかにお母様の自殺という痛ましい事故があったといっても15年も前のこと。
しかし、一般市場での売却(仲介)を行なうにあたり、避けられない壁であることに変わりはないのです。
I様のご実家の場合、その壁は大きく2つありました。
壁①:【心理的瑕疵】売買における「告知義務」の重い現実

お母様の自殺という事実は、不動産取引における「心理的瑕疵」にあたります。
そして、このような物件を売却する際には、買主に対してその事実を伝える「告知義務」が法律で定められています。
2021年に国土交通省が策定したガイドラインでは、賃貸の場合は事故発生から約3年で告知義務がなくなる場合がある一方、不動産売買においては、告知義務に時間の定めはないと明記されています。
つまり、I様のケースでは「15年前に起きたこと」「一度リフォームして人に貸した」という事実は何の関係もなく、買主には必ずお母様の死について伝えなければなりません。
これを怠れば、後々、損害賠償などの重大なトラブルに発展する可能性があります。
壁②:【物理的瑕疵】昭和40年代築「旧耐震基準」という見えないハードル
もう一つの壁が、建物が1981年6月1日以前の基準で建てられた「旧耐震基準」であることです。
旧耐震基準の建物は震度6強以上の大地震を想定しておらず、買主にとって安全性への大きな不安材料となります。
結果として、「心理的に不安」で、かつ「物理的にも危険」な物件を選ぶ一般の買主を探すこととなるため、買い手の数が減少してしまうのが現実です。
すべての悩みを一挙に解決する「不動産買取」という選択肢

仲介での売却が困難な状況で、I様の心と現実の問題をすべて解決する方法。
それは、不動産会社が直接物件を買い取ることでした。
「買取」が、なぜI様のようなケースにとって適した解決策だったのか。
そのメリットは以下の通りです。
- 告知の精神的負担から解放される:買主は訳あり物件のプロである不動産会社です。
最初から全ての事情を理解しているため、辛い過去を一度だけ伝えれば済みます。
不特定多数の人に事情を話さなければならない可能性はなく、精神的苦痛から完全に解放されます 。 - 「現状のまま」で売却できる:一部の不動産買取会社はリフォームや解体を前提としているため、旧耐震の古い家でも、室内に家財道具が残っていても、そのままの状態で買い取ることができます。
売主が費用をかけて修繕や片付けをする必要は一切ありません。 - 売却後の不安から解放される(契約不適合責任の免除):通常、売却後に雨漏りなどの欠陥が見つかると売主が責任を問われますが、買取ではこの「契約不適合責任」を免除する特約を付けるのが一般的です。
将来的な不安なく、安心して売却を進めることができます。 - スピーディーに現金化できる:買主を探す必要がないため、査定から合意、現金化までが非常にスピーディーです。
将来の見通しが立ち、心の整理を早くつけることができます。 - 近隣に知られずに売却できる:広告活動を行わないため、プライバシーを守りながら静かに売却を進めることができます。
 
私たち株式会社Go不動産は、I様が抱えるすべての事情を丁寧にお伺いした上で、「直接買取り」が適した選択であるとご提案しました。
私たちの提案にご納得いただけたI様からは、その場で買取りのご依頼をいただき、九州のお兄様との複雑な相続手続きのサポートも含め、迅速に契約を完了させることができました。
大阪・富田林市の事故物件や相続空き家は、一人で悩まずにご相談ください

今回は、大阪府富田林市で、過去に自殺のあったご実家を相続されたI様の買取り事例をご紹介しました。
所有する不動産が「事故物件」になってしまった、相続したものの管理できず「空き家」になっている。
このような状況では、精神的にも経済的にも大きなご負担を感じることと思います。
しかし、適切な手順を踏み、信頼できる専門家に相談すれば、必ず解決の道は拓けます。
事故物件や古い空き家は、決して「売れない不動産」ではありません。
もしあなたが、自殺や孤独死があった物件、相続したまま放置しているご実家など、「訳あり不動産」の処分に頭を悩ませているのであれば、どうか一人で抱え込まず、私たち株式会社Go不動産にお声がけください。
お客様の秘密は厳守し、一つひとつの状況に合わせた最適なご提案をさせていただきます。
あなたの不安を、私たちが責任を持って解決いたします。
株式会社Go不動産について

株式会社Go不動産では、一般的な不動産仲介はもちろん、スピーディーな現金化が可能な不動産買取りを積極的に行なっております。
特に、他の不動産会社で断られてしまったような「訳あり物件」の売却相談を数多くお受けし、解決に導いてきた実績がございます。
お客様が抱える複雑でデケートな問題に真摯に寄り添い、法律や税金の専門家とも連携しながら、最善の解決策をご提案することをお約束します。
査定は無料です。
売却を無理強いすることは一切ございませんので、まずはお気軽にご自身の不動産の価値を知ることから始めてみませんか 。  
【このような「お困り不動産」の買取を強化しています!】
- 心理的瑕疵物件:自殺、殺人、孤独死、火災、事件、事故などが起きた物件
 - 物理的な問題を抱える物件:ゴミ屋敷、雨漏り、シロアリ被害、建物の傾きがある物件
 - 法律上の問題を抱える物件:再建築不可、セットバックが必要、増築未登記の物件
 - 権利関係が複雑な物件:相続登記が未了、共有名義、借地権・底地権の物件
 - その他特殊な事情を抱える物件:長屋・連棟式住宅、文化住宅、狭小住宅、市街化調整区域内の物件
 - 特別な売却事情がある場合:任意売却、成年後見人制度を利用した売却など
 
【買取り強化エリア】 
高石市、泉大津市、忠岡町、和泉市、河内長野市、大阪狭山市、富田林市、太子町、河南町、千早赤阪村
その他、大阪府全域、兵庫県・奈良県の一部地域も積極的に対応しております。
上記エリアで不動産の売却・買取りをご検討中の方は、ぜひ一度、株式会社Go不動産にご相談ください。







