借地権付き建物の売買による円満解決 大阪府東大阪市
【解決事例】
相続した東大阪市の借地権付き長屋:約1ヶ月で円満売却へ

※画像はイメージ写真です

「両親が亡くなり、東大阪市にある実家を相続しました。
土地は地主さんから借りている『借地権』で、建物も古い連棟長屋です。
兄弟は遠方におり、何から手をつければ良いのか分からず困っています…」
株式会社Go不動産には、このような切実なご相談が日々寄せられます。
今回は、相続と借地権の問題を解決し、ご相談から1ヶ月ほどで円満な売却に至った事例をご紹介します。
ご相談の背景:通い帳の記憶と、分からないことだらけの現実

お電話をくださったのは、ご自身は奈良県にお住まいの亡所有者のご子息である依頼者様でした。
ご両親が亡くなられ、大阪府東大阪市にあるご実家を相続されたとのこと。
関東と九州にお住まいのお兄様・弟様と3名でのご相続でしたが、ご兄弟から不動産売却の一切を任されたものの、その方法が分からず途方に暮れていらっしゃいました。
ご実家は、昭和40年代に建築された、昔ながらの風情ある外観の連棟長屋。
土地は昔から地主様に借りており、依頼者様の記憶には、幼い頃にお母様が毎月地代を抱えて地主様のお宅へ行き、※「通い帳」にハンコを押してもらっていた懐かしい光景が残っていると、お話しくださいました。
(※「通い帳」とは、地代がいつ払われたのかを記録するためのもの。契約内容や慣習にもよりますが、多くの場合、支払いは地主宅へ借主が訪問し、地代の支払いと引き換えに、領収書と通い帳へ印を押してもらっていました。
現代では、地代の支払いは銀行振り込みが主流になっているため、地主と借主の接点が希薄となり、コミュニケーション不足による売却などのトラブルも多いように感じます。)
まさに、古くからの借地権付き建物です。
しかし、いざご自身が当事者となると、
「そもそも、この借地権付きの家は売れるのか?」
「地主さんには、どう話せばいいのか?」
「遠方にいる兄弟との相続手続きはどう進めるのか?」
と、分からないことだらけで、大きな不安を抱えていらっしゃいました。
専門家が行う「交通整理」という役割
私たちがまず行ったのは、土地の所有者である地主様にご挨拶に伺うことでした。
すると、奇遇にも地主様の方も最近ご相続があったようで、先代から息子様へと世代交代されていました。
新しい地主様も、借地権付き建物の売却について相談を受けるのは初めてのこと。
貸主として何をすべきか、ご自身も戸惑っていらっしゃるご様子でした。
ここで、私たちの「交通整理」が始まります。
当事者同士では、権利や感情がぶつかり合い、話がこじれてしまうことが少なくありません。
そこで、中立的な専門家として私たちが間に入り、地主様(貸主側)と依頼者様(借主側)、
双方の立場の確認と「今やるべきこと」を一つひとつ丁寧に整理し、ご説明しました。
【地主様(貸主)側へのご説明と条件整理】
地主様には、新しい買主様へ所有権が移るにあたり、決めておくべき条件についてご説明し、意向をすり合わせました。
- 契約形態の確認: 昔からの契約を引き継ぐのか(旧法借地権)、新しい買主様と契約を結び直すのか(新法借地権)。
- 金銭条件の決定: 新しい買主様が支払う地代や、借地権の売却を承諾する対価である「譲渡承諾料」をいくらに設定するのか。
この他にも決めるべき詳細の条件などはありますが、まずは上記の大枠の条件を事前に明確にすることで、地主様の不安を解消し、いざ買主様が見つかった際にスムーズに契約を進めるための土台を築くように心がけています。
【依頼者様(借主)側へのご説明と相続手続きのサポート】
依頼者様側の一番の課題は、ご兄弟3名での円滑な相続手続きです。
- 遺産分割協議のサポート: まず、売却にかかる費用(地主様への譲渡承諾料、相続登記費用、その他諸費用)を事前に概算でお伝えしました。これにより、最終的にご兄弟の手元に残る金額の見込みが立ち、3名が納得して遺産分割協議を進めることができます。
- 相続登記の段取り: 被相続人(お亡くなりになったご両親)及び相続人全員の戸籍謄本や印鑑証明書など、相続登記に必要な書類リストを作成し、収集をサポートしました。
このように、不動産売買に係る手続きと、相続登記の前提となる手続きを並行して、提携司法書士とサポートすることで、依頼者様の負担を大幅に軽減しました。

ご相談から1ヶ月ほどで解決へ
地主様、そしてご依頼者様とご兄弟。
関係者全員がそれぞれの役割を理解し、ご協力くださったことで、すべての準備はスムーズに進みました。
そして、ご相談から約1ヶ月後。
この連棟長屋の買主様が見つかり、無事に建物の売買契約と、地主様・新買主様との間での新たな土地賃貸借契約を締結することができました。
依頼者様からは、「何から手をつければいいか分からなかったのに、こんなに早く、しかも皆が納得する形で解決できるなんて思ってもみなかった。兄弟も皆、喜んでいます」と、心からの安堵の言葉をいただくことができました。
複雑な不動産問題は、専門家への相談が解決の近道です

今回の事例のように、借地権や相続が絡む不動産の売却は、法律、税金、不動産実務、そして人間関係の調整といった、多岐にわたる専門知識と交渉力が求められます。
当事者だけで解決しようとすると、話がこじれて思わぬトラブルに発展したり、手続きが長期化したりするリスクが少なくありません。
株式会社Go不動産では、
・借地権者(借主)様からの借地権付き建物の買取りや売買のご相談はもちろん、
・土地所有者(地主)様からの底地の買取りや売却のご相談も、
専門的な知見から最適なご提案をさせていただきます。

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株式会社Go不動産(ゴーフドウサン)は、大阪・兵庫・奈良を中心に、相続した空き家や再建築不可物件、共有名義の土地など、ご事情を抱えた不動産の買取を専門としています。
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